泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 
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『権力を取らずに世界を変える』

 、、、ジョン・ホロウェイ著 を2回ほど通読した。これは何? 僕が書いただっけ?

最近の読書

 最近デヴィッド・ハーヴェイの『新自由主義』というを読んだ。鳩山首相も読んでるとか読んでないとかいう、為になる(セイゴウも絶賛)。(ビクトル・ハラが殺されたあの)ピノチェトによるチリのクーデターから話が始まってて、内容に引き込まれた。新自由主義理論の妥当性はともかく、実際の理論の運用は、支配層の(ケインズ主義国家からの)権力の再構築という動機によって貫かれている。68年の運動における「自由」と「社会公正」の二つの契機のうち前者を支配層がが回収し、新自由主義国家への制度改正への合意形成を行った。、、、なんて話にフームと唸る。まず、経済地理学者という肩書きが聞きなれなくってカッコよかったのと、デヴィッド・ハーヴェイという名前がまたかっこいいってことで読む気になりました。
 あと、マイク・デイヴィスって人のが気になるんだよなあ。いや、名前がさ、マイルス・デイヴィスみたいでクールで渋くてカッコいいんだよ。

 そういえばまだハイデガー読んでねえや。貧乏ヒマなしでね。

 なお、今日は治安の悪化によるスクムウィット通りの渋滞が見込まれるとかで、バンコク日人学校は緊急一斉下校だそうです。

歌の翼に

 トマス・ディッシュって亡くなってたんだ。。。しかも自殺。おまけに同性愛者だったとは、、、ぜんぜん知らなかった。。。

 学生の頃SF小説にはまってたので、ディッシュも何冊か読んでいるのだけど、「歌の翼に」は印象に残っている。リンク先を読むとディッシュの作家としてのピークは、どうやら「キャンプ収容」「334」「歌の翼に」あたりだったようだね。もう小説を読むこともなくなっちゃったんだけど、いまでもディッシュだけはもう一度読んでみたい気がする。

 当時はサンリオSF文庫で読んだけど、とっくになくなってるのでディッシュは気軽に手に入る作家じゃなくなってしまっている。でも「歌の翼に」は新訳で読めるということだ。

反貧困

 『反貧困』湯浅誠著 を読みました。評判に違わぬいいだと思います。
 それにしても私はガキを二人も扶養しているにもかかわらず、ギャンブル(パチンコ)女房のせいで貯金がほとんどないので、このに出てくる貧困が他人事とは思えなくて、手に汗握る思いです。そう、今、稼ぎ自体は悪くないのですが、「溜め」がないということで、私に万が一何かあればたちまち私の家族は貧困――女房は日でやっていけませんからタイでの貧困へと突入することになります。しかし、タイには女房の大家族というセイフティネットが存在しており(この「溜め」が第三世界では未だ強い力を発揮しています)、きっと私のガキどもは沼のようなタイのセイフティネットの上で(タイ人として)何とか生きてゆくのだろうと思います。腹立たしいタイの家族たちが最後の拠り所になっているとは。。。

なくした本

 読んだや買ったの紹介やコメントはいろんな人が書いてるので、私は、ここ最近なくしたを紹介しよう。

ハマータウンの野郎ども 』 ポール・E. ウィリス著
タイに来るちょっと前、家の近くのスーパーマーケットに夕食の材料を買いに行ってる途中でなくした。第1部は読んだのだが、後半の第2部がまだ読めていない。イギリスとタイでは事情がまったく違うが、階級の再生産というテーマは最近気になっているところで、もう一度ちゃんと読んでみたいのだが、、、、残念。

啓蒙の弁証法 』 アドルノ 、ホルクハイマー 著
ラオスへビザ取りに行くために乗った長距離バスの中に忘れてきた。最初の20ページぐらいしか読んでいない。買ったのは10年以上昔、、、女に結婚をさんざん待たせたあげく、やっとゴールインしたと思ったら不慮の死でこの世を去ってしまった男になったような気分。ごめんよアドルノとホルクハイマー、、、来世で幸せにするから。

レヴィナスコレクション 』 エマニュエル レヴィナス著
ついこの間、スクムウィット近辺で、ポケットから落ちて遺失。「時間と他なるもの」というエッセイだけ軽く目を通した。アマゾンで評判を調べて選び、日に帰ったとき買ってきた、まだまだ新品のなので悔しい。

 こうしてよくをなくすのは、本読む時間があまり取れないからなんだ。わずかな暇を見つけては、読書のチャンスとばかりポケットに本を突っ込む。そして落っことす、、、(たんに私が粗忽だからかもしれないが)。なくした本には、縁が切れてもう二度と読むことができないのではないかという一抹の寂しさを感じる(つまらない本は、なくなるとすっきりする)。また買いなおせばいいだけじゃん、って思うかもしれないが、ここでは日本語の本がおいそれと手に入るわけじゃないし、一度買ったものをまた買いなおす反復感も腹立たしい。ほかに読みたい本も次々と現れて来るし、人生は短いのだ。が、それでもまたいつか再会できる日を私は待っている!



 、、、などともっともらしく書いたものの、この文章にはは自己欺瞞が含まれているぞ! 『啓蒙の弁証法』のところだ。あのときノンカイのバスターミナルでこの本が見当たらなくなったのは確かだ。しかしちゃんと探せば出てきたかもしれない。でもこの本は難しくて、なんかピンとこなくて、それゆえにつまらなかったので、なくなったのをこれ幸いにとバスを降りてしまったのだ。不慮の死? ばかを言うんじゃない。私は『啓蒙の弁証法』をバスの中に置き去りにしたのだ。あんなひどいこと、するべきじゃなかった。反省しているんだ。許してくれアドルノとホルクハイマー、、、文庫版は必ず買って読むから。。。


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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
 連絡先 araiken#mac.com #を@に置き換えてください。


 

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