泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 
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PAISAJES DE LA PUNA



Illapu は、軍政によって亡命を余儀なくされたチリのグループ。タイトルは「プーナ(アンデス高原)の風景」という意味。しかし「PAISAJES(パイサーへ)」っていうスペイン語は味があっていい。代わりに「ランドスケープ」なんて英語を使ったら、シラケちゃうよ。

テーマ : 音楽    ジャンル : 学問・文化・芸術

Risas de Bolivia



この曲には「 Danza del viento (風の踊り)」というもうひとつのタイトルがある。実にシンプルな曲。2本のケーナ(おそらく多重録音だろう)がメロディを吹くのだが、いわゆるサビの前でケーナが2つのパートに別れる。このハーモニーが絶妙。ロス・インカスというと例のサイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」のバックで使われてることもあって、超スタンダードなグループという印象があるが、決して退屈な演奏ではない。他のグループの演奏もいくつか聞いたけど、これが一番いい。しかし「 Risas de Bolivia(ボリビアの笑い声)」というタイトルにしてはかくも物悲しいのはなぜだろう? まだネットはおろかCDすらなかった頃、FMの民族音楽の番組を録音してラジカセでこの曲を聞いて、目頭を熱くしていたことを思い出す。感傷的だが強さがあり、哀しいけど、暗くはない。

Lucho Cavour





ボリビアのネオフォルクローレ、、、といっても1970年代とかの話。ケーナって言うと、インカへのノスタルジアって感じの神秘的で幽玄な音を思い浮かべるけど、甲高くてエネルギッシュでピチピチしたルーチョ・カブールの音は今だに新鮮。お兄さんはチャランゴ名人のエルネスト・カブールね。

ここでも演奏が聞けるぞ。

EL PASO DEL ÑANDÚ

反原発デモでよく演奏されてる「EL PUEBLO UNIDO JAMÁS SERÁ VENCIDO! (団結する民は負けることはない!)」

最近、首相官邸前が熱いのでこの曲をまた思い出したんだけど、これを作曲したキラパジュンは、こういった勇ましい抵抗歌ばかり作ってたわけではなく、こんな剽軽で愛らしい名曲も作っているのでご紹介。

「EL PASO DEL ÑANDÚ」は「アメリカダチョウの通過」とでも訳すんだろうか? タイトル見てるとペルーの「El condor pasa」に向こうを張ってるような気もするのだが、、、。

天使のリン Rin del Angelito. Violeta Parra

 ビオレッタ・パラの「天使のリン」を以前紹介したことがあったが、本で読んで知った習俗だったので具体的なイメージは想像してみるほかなかったのも事実。が、仕事中にyoutubeをいじっててこの映像に遭遇。まさか、、、。固唾を飲んで小さなアンへリートの登場を見守った。しばらく仕事の手が止まった。



 意外にも想像してたものと大きな違いはなかった。もう一度解説すると、これはチリの田舎の異教的な習俗を題材にした歌で、幼くして死んだ子供は、葬儀のとき、天使のように着飾り十字架の前にすえられ、その天使の前で残された家族たちは悲しみにむせびながら夜通し踊って過ごすというのだ。現在は政府によってこの習俗は禁じられている、と本には書いてあったように記憶している。若いころこの習俗の話を読んで、異様な民俗の迫力にドキドキしたものだが、生々しい赤子の死顔や、粗末な木箱の棺桶を小脇に抱える父親の映像に、子供を持つ身となった今では、痛ましくてドキドキと言うよりむしろ眼がウルウル。歌詞の訳を載せておく。

1 空に舞い上がる 小さな天使はいま
  祈りに行くのさ みんなの幸せ
  幼いままで死んだ この子はいま
  ヒナゲシの花のように 可愛いまま

2 静かに土さえ 小さな天使を待つ
  心を開いた安らぎのばしょで(場所で)
  幼いままで死んだ この子のため
  ヒナゲシの花のような この子を待つ

3  小さな揺りかごは(篭は)土の中で揺れ
   鐘がいまうたう(歌う) 子守唄哀し
   月の光は永久(とわ)の眠り見てる
   幼い天使の涙 洗いながら

4  楽しそうな 蝶は小さな天使を見ると
   揺りかごのそばで(傍で)踊りに誘う
   小さな天使は空に 昇って消えた
   月や星の仲間に なるんだろうな






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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
 連絡先 araiken#mac.com #を@に置き換えてください。


 

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