泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 
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夏のための


 この美しい絵画に出合ったのは20代初めの頃、個展を開く画廊を物色するため銀座のギャラリー街をうろついていたときだ。その頃の僕の絵といえばコキタナイもので、友達にはゲロの絵だなんて言われていた。ポストモダンな時代の雰囲気がイヤで、ドロドロした人間臭い表現を求めていたからだ。
 ところが、この中西夏之の絵画の美しさ、高雅さはどうだろう。なにか格の違う高貴さを感じた。こんな絵もありうるのだ…………そう思った。
 その後、僕は作品を創らないという戦略を選んだ。しかし中西夏之は今も同じような、タブローを描き続けている。が、それは相変わらず美しく妖しい輝きを放ち続けている。もう60歳ぐらいになる人だというのに…………。
 中西夏之の絵画は、僕の作品を創らないという戦略に疑問符を突きつける。自分の選択が間違ってるとは思ったことはない。しかし事態はそう単純ではない、ということを思い出させてくれる。
 どうだろう。これは絵であって絵でないのではないだろうか?僕の脳裏に浮かんでくるのはタブローという平面の前で舞を舞っている中西夏之の姿なのだ。


Comments

今年の夏はパンチが効いてて良かったですね。
この絵の感想です。
ぱっと見、「物凄くやばい感じ」がしました。侵された皮膚のクローズアップというか。芸術のことはよくわからないのですけど、荒井さんが言うように これは妖しくて高雅な感じがします。
鳥肌を連想するし、見てると鳥肌が立ちますね。
こんにちは、ミスター! 
せっかくスキャナーを買ったので、いろいろ面白い絵を紹介してゆこうと思いますが、さて………。この人、中西夏之の制作風景なのですが、たっぷりと溶いた絵の具を、長い棒の先にくくりつけた筆で、カンバスと距離をとって上から下へと、祈るように描いている。………というのですが。スゴイ!
まあ、この人の存在はとても気になるので、これからも考察を続けるとしましょう。では、ミスター! 高須賀君がよろしくといってたよ。

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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
 連絡先 araiken#mac.com #を@に置き換えてください。


 

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