泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 

Category: 旅行・タイなど   Tags: タイ  家族  

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バンコク日本人学校

 気がついてみれば私のガキ(長男)も6歳になって今春からもう小学校に上がるのだ。バンコクに来て以来、ガキをアソーク(ソイカウボーイのすぐ近く)にある日本人幼稚園に通わせていたのだが、ある日先生から「就学時健康診断がありますので日本人学校で受けてください」といわれて書類を渡された。後日ガキと一緒に学校を訪れたのだが、健康診断といいながらも、実際は子供にとっての小学校一日体験であり、保護者にとっての入学説明会となっていた。
 バンコクには10以上の日本人幼稚園が存在するのだが、両親の仕事の都合で帰国する子、インターナショナルスクールへ進む子以外は、バンコクにただひとつのこの日本人小学校に入学するのがスタンダードである。
 小学校のあるラマ9世通り、ソイ17はさほど街外れというわけではないのだが、ソイの入り口から学校まで1キロくらいの距離がありソンテウやバイタクも走っている気配がなく、通学の便はかなり悪そうだ。もっともほとんどの生徒はスクールバスが家の前まで迎えに来てくれるので問題ないだろうが。。。

 学校に到着してすぐ受付をするのだが、子供の数の多いこと多いこと、、、後で説明を受けたのだが、(中学部を含め)全校生徒2500人、今年の新入生は400人近くいて、11クラスになる見込みだとか、、、スクールバスは100台を使っての送迎となるそうで大変なマンモス校ぶりなのだ。おいおい、バンコクにはこんなに日本人がいるのかよ! 
 タイとの経済的な結びつき(すばらしい表現だ)が深まるにつれて、開校以来生徒数は右肩上がり、なんでも来年にはシーラチャというパタヤ近郊の工業地帯にもうひとつ日本人学校が開校するらしい。事前に学校のウェブサイトでだいたいのことはチェックしておいたものの、実際に学校に来てみると、日本とタイはずいぶん身近な国なんだと実感してしまう。

 ただ私たちの場合ひとつ問題があった。入学資格には、子供はもちろん両親も合法的にタイに滞在すること、また保護者がワークパーミットを所持していること、とある。うちのガキと女房はタイ国籍を持っているので問題ないが、私自身は、観光ビザで滞在し働いているイリーガルワーカーである。この学校に入れないとなると、ガキを現地のタイ人の学校に入れるか、日本に帰国するかを選択しなければならない。
 現地校に入れるのは世話なくていい。金もかからない。が、いつになるかわからない帰国のあと、日本語を一から勉強させなければならないのはちょっとかわいそうだ。かといっていま日本に帰れば経済的な地獄が待ち構えている(多分)。。。ガキにとっても私にとっても一番いい選択は、日本とタイのハイブリッドな環境のなかで執行猶予の生活を送ることである。、、、もちろんいつかは、、、というか、遠からずに帰国しなければならないのは確かだが。

 だが、学校側と面接してみると、ワークパーミットがなくても仮入学という形で問題なく通学できるらしい。私立学校だから、ま、金さえ払えばOKってことなのかもしれない。ワークパーミットが取れるにこしたことはないが、このまま1〜2年が過ぎて仮入学のまま帰国、転校になっても何の不都合もないかもしれない。とりあえずは安心した。
 が、5千5百バーツの月謝はともかく、入学金7万5千バーツ(27万円ぐらいか)はさすがに痛い。まさか私立の小学校に子供を入れることになるとは考えてもみなかった。入学時、さらにいっそうの円高を望む!

 それと、学校側と話してみて気になったのは、先生たちの物腰の柔らかさだった。私が子供のころの学校にはもっと威厳みたいなものがあったような気がする。もちろん私が通ったのは公立学校であり、この学校とは違う。そう、現在は消費者社会であって、すべてはサービスを消費するという場面を中心に世の中が回っているのだ、という論を何かで読んだが、私立学校ゆえに当然といえば当然だが、私たちも教育サービスを消費するのだ、という感覚を、先生たちの作られたホスピタリティに触れてじわじわと感じたのだった。

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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
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