泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 

Category: 日記・その他   Tags: タイ    

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なくした本

 読んだや買ったの紹介やコメントはいろんな人が書いてるので、私は、ここ最近なくしたを紹介しよう。

ハマータウンの野郎ども 』 ポール・E. ウィリス著
タイに来るちょっと前、家の近くのスーパーマーケットに夕食の材料を買いに行ってる途中でなくした。第1部は読んだのだが、後半の第2部がまだ読めていない。イギリスとタイでは事情がまったく違うが、階級の再生産というテーマは最近気になっているところで、もう一度ちゃんと読んでみたいのだが、、、、残念。

啓蒙の弁証法 』 アドルノ 、ホルクハイマー 著
ラオスへビザ取りに行くために乗った長距離バスの中に忘れてきた。最初の20ページぐらいしか読んでいない。買ったのは10年以上昔、、、女に結婚をさんざん待たせたあげく、やっとゴールインしたと思ったら不慮の死でこの世を去ってしまった男になったような気分。ごめんよアドルノとホルクハイマー、、、来世で幸せにするから。

レヴィナスコレクション 』 エマニュエル レヴィナス著
ついこの間、スクムウィット近辺で、ポケットから落ちて遺失。「時間と他なるもの」というエッセイだけ軽く目を通した。アマゾンで評判を調べて選び、日に帰ったとき買ってきた、まだまだ新品のなので悔しい。

 こうしてよくをなくすのは、本読む時間があまり取れないからなんだ。わずかな暇を見つけては、読書のチャンスとばかりポケットに本を突っ込む。そして落っことす、、、(たんに私が粗忽だからかもしれないが)。なくした本には、縁が切れてもう二度と読むことができないのではないかという一抹の寂しさを感じる(つまらない本は、なくなるとすっきりする)。また買いなおせばいいだけじゃん、って思うかもしれないが、ここでは日本語の本がおいそれと手に入るわけじゃないし、一度買ったものをまた買いなおす反復感も腹立たしい。ほかに読みたい本も次々と現れて来るし、人生は短いのだ。が、それでもまたいつか再会できる日を私は待っている!



 、、、などともっともらしく書いたものの、この文章にはは自己欺瞞が含まれているぞ! 『啓蒙の弁証法』のところだ。あのときノンカイのバスターミナルでこの本が見当たらなくなったのは確かだ。しかしちゃんと探せば出てきたかもしれない。でもこの本は難しくて、なんかピンとこなくて、それゆえにつまらなかったので、なくなったのをこれ幸いにとバスを降りてしまったのだ。不慮の死? ばかを言うんじゃない。私は『啓蒙の弁証法』をバスの中に置き去りにしたのだ。あんなひどいこと、するべきじゃなかった。反省しているんだ。許してくれアドルノとホルクハイマー、、、文庫版は必ず買って読むから。。。
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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
 連絡先 araiken#mac.com #を@に置き換えてください。



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