泥沼通信

祭りの戦士 @ กลับมาจากกรุงเทพฯ

 

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怒ってます!

ネット上に反原発“バイブル”拡散 専門家「不安あおっているだけ」 

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故を機に、原発をめぐる特定の文書がインターネット上に拡散している。原発の元技術者が危険性を訴えた講演をまとめた文書で、事故後、ブログへの転載が急増した。さながら反原発の“バイブル”と化しているが、原発に詳しい専門家らは「一見して正確性に欠ける。不安をあおっているだけ」と批判、正しい情報の選別を訴えている。
 文書のタイトルは「原発がどんなものか知ってほしい」。昭和40~60年代に一級配管技能士として原発で勤務経験があり、各地の原発運転差し止め訴訟にもかかわった故・平井憲夫さん(平成9年死去)が行った講演を市民団体がまとめた。A4版23枚、約2万字にも及ぶ。7年の出版後、少なくとも12年ごろにはネット上に流出したという。
 文書は20章から成り、いずれも原発の危険性を誇張した内容が目立つ。事実と異なる情報も多く、《素人が造る原発》という章では「事故の怖さを知らない全くの素人を経験不問という形で募集している」と記述。《放射能垂れ流しの海》との章では「海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。(中略)日本列島で取れる海で、安心して食べられる魚はほとんどありません」との内容になっている。
 文書は原発事故前から原発反対派の間では必読書だった。19年の新潟県中越沖地震で2~4号機が停止している東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)は今も再開中止を求める反対運動が根強いが、市周辺では、文書が掲載された雑誌が一般の医院にも置かれ、広く読まれていたという。
 今回の事故を受けて、明確な原発反対派だけではなく、漠然と原発を危険に思う一般の人々の間でも急速に広まり、新たに約8000のブログで紹介された。農業関係者や育児中の母親など特に放射能汚染に敏感な人々が多く、今もブログへの転載は増え続けている。
 一方、多くの原発専門家らは文書の信頼性に疑問符をつける。《素人が造る原発》について、電力会社の関係者は「配管をつなぐだけでも経験は必要。素人に重要機器の設置分解など任せられない。少し考えればわかること」と指摘。《放射能垂れ流しの海》についても、各地の原発では放水口の放射能数値が公開されており、実際に垂れ流されていれば専門家でなくても一目で分かるという。
 ネット情報に詳しい京都大大学院情報学研究科の山本祐輔特定助教(社会情報学)は「放射能に敏感で専門知識には乏しいネット利用者の場合、『原発は危ない』という表層的な情報に飛びついてしまう。自分はその情報を知っているという優越感からブログに転載し、連鎖していく」と話す。
 事故後、福島第1原発の周辺で調査を行い、冷静な対応を呼びかけている札幌医科大の高田純教授(放射線防護学)は「今回の文書のように、いたずらに不安をあおる不正確な情報が出回ることは原発の推進、反対のどちらにとっても迷惑な話。マスコミが政府の発表内容をしっかりと検証した上で報道し、正しい情報・知識を国民に伝えてほしい」と話している。



というわけでご紹介。原発がどんなものか知ってほしい(全) 平井憲夫


怒ってます!


 しかしこの専門家とやらの言い方がイヤラシイね。

「放射能に敏感で専門知識には乏しいネット利用者の場合、『原発は危ない』という表層的な情報に飛びついてしまう。自分はその情報を知っているという優越感からブログに転載し、連鎖していく」

って、一体何様のつもりなんだい。まるで自分だけは事態を客観的にジャッジできると言わんばかりじゃないか。
 たしかに僕らには専門的知識なんてないから、平井憲夫氏の文書を検討することなんて無理。でも今までさんざん圧倒的な金と権力をバックボーンにした推進派の『安全・クリーン・絶対必要』のデマを(デマなんだろ?)、僕らは刷り込まれてきたんだ。いや、こんな事故が起きてからでさえ、非対称的なスペクタクルに取り囲まれている状況はまったく変わっていないのに、「マスコミが政府の発表内容をしっかりと検証した上で報道し、正しい情報・知識を国民に伝えてほしい」みたいな寝言はもう勘弁してほしいね。マスコミや政府が決して中立な存在ではないことは、今まさに白日のもとに晒されてるところじゃないか。かりに平井氏の情報に不正確な点があったとしても、産・官・学ぐるみでなされてきた巨大な嘘をしっかり検証する事のほうがずっとプライオリティの高い課題のはずだよ。「原発の推進、反対のどちらにとっても迷惑な話」なんていう対等な関係なんかそもそもどこにあるのかな? こういうフェアを装ったアンフェアにこそ気をつけなければいけないね。それに国民には冷静な対応を、なんて言ってるけど、本当に僕らは冷静にしてていいのかも疑問だよ。相手チームのストライカーがゴールに迫ってる時に「冷静に」なんて諭されることのほうがよっぽど迷惑な話だよ。そういうときはファウルを犯してでも止めに行くものだろう。冷静さは大事だが、ほんとうに危険が迫っているときには、研ぎ澄まされた野生の勘を信じたほうがいい場合だってあるんだから。
Comments
 
きのう渋谷のデモに行ってきました。「サマータイム・ブルース」もイイけど、El pueblo unido jamas sera vencidoもやりましたよ、八木啓代の日本語ヴァージョンのボーカル付き、不覚にも人前で落涙。
http://twitter.com/#!/nobuyoyagi

女装したむくつけき野郎どもが「イヤン」とかしなを作ってデモ規制に入ったオマワリに抱きついてました、「やるなぁ」と感心、とにかくヘンな奴が一杯いて嬉しくなりました。

今更ですがフーコーの「パノプティコン」(一望監視装置)という概念装置のキモは「実は監視塔には誰もいないかも知れない、しかしその『視線』を感じることでディシプリン(規律—訓練)のメカニズムが作動する」って事だと思うのです。監視塔に「影の支配者」が実在すると考えるのが「陰謀論」、原発の様な巨大技術にも全体を俯瞰する特権的な監視塔があることになっている、でもそこには誰もいないんじゃないか。
ごっちゃん(後藤政志氏)が言ってましたが「御巣鷹山に突っ込んだジャンボジェット機は尾翼が吹っ飛んでいたがパイロットは最後まで気が付かず必死に操縦していた」わけです。
平井さんが書いていることには間違いがあるかもしれない、しかし現場で見たことはホントでしょう、私も平井さんの同業者から「原発は図面(配管図)と現物が違うのは当たり前」と聞いたことがある、逆に平井さんを批判するヤツラは現場なんか見たことが無いでしょう。
そういうヤツラが汚いのは「死人に口なし」ってのもあるけど、同じことをごっちゃんや小出先生が言っても批判しない、無視するだけ。批判すると10倍になって返ってくることが分かっているからでしょ
バルタンさん 
電事連がマスコミに「スポンサーを降りますよ」という形で圧力をかけ、反原発系の情報はほとんどほされてしまうといいますが、それが事実だとしても実際にはマスコミ側が自主的に規制してしまってるという、いわゆる自粛という面が大きいといいますね。こういうのは皇室関係の報道でもそうでしょうが、まさに見えない権力の支配なんでしょう。

なるほど実はフーコー読んだことないのですが、そういわれてみると興味をそそられます。『監獄の誕生』あたりから挑戦してみようかな。
森達也の『放送禁止歌』ですね 
誰かが「圧力」をかけたわけではなくあくまでも自主判断という。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0845.html

フーコーの盟友ドゥルーズ/ガタリでいけば「超コード化→脱コード化」、つまり絶対主義王政から非人称的な政治権力へ、近代主権国家という「経済的支配階級が直接政治権力を構成しない」統治形態は「市場経済が全社会を貫徹する」(宇野弘蔵)事によって初めて歴史的に可能となった ...と悪い癖で話が長くなりそうなので、この辺で。
バルタンさん 
ああ、超コード化→脱コード化というのはそういう意味なんですか。最近「アンチ・オイディプス」とか文庫本になったので、日本で買ってこっちに持ってきてあるんですよ。パラパラと中見たら、「わ、なにこれ」って感じでしたが、ま、とにかく通読してみることかな、と。
 
概念装置ですからテキトーに使えばおっけーなのであまり信用しないでください。
嫌でも長くなるのでtwitter風につぶやいてみました。
●絶対主義王政は偏在する権力を一元化し 国家主権者 対 群集(国民)=「一対多」の関係に還元する。
●国家主権者を「脱コード化」すれば民主政体になるが「一対多」の関係は不変。
●そのためには貴族、教会、ギルドなどの「中間団体」(丸山真男)を排除または世俗権力の前にねじ伏せねばならない。
●プロイセン国王はケルンの大司教を逮捕した。ヘーゲル学派のキリスト教批判はその限りにおいて重用されプロイセン国家の御用哲学となった。
●近代主権国家に対抗するには中間団体が必要であり(スピノザ『国家論』)それは原初の労働組合の様な「友愛団体」である。
●友愛団体は経済的利益だけでなく集う人にとって尊厳や承認のリソースでなくてはいけない(今村仁司『近代の労働観』)

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プロフィール

荒井賢 (Ken Arai)

 住所 埼玉県越谷市
 生年月日 1964年2月15日
 職業 アニメーション背景制作
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